第５０回　ＮＨＫ旗争奪　県選抜高校野球大会

　２回戦　第１試合　（２００８年　５月２６日）　　県立鴨池球場

鹿児島工　対　加治木工　

　【試合時間】　１時間５７分　（９：５９〜１１：５６）

　試合経過　　（独自の記録であり公式記録と異なるところがあるかもしれません）

　※　４回表　無死二塁，バント処理を三塁に送り二走が挟殺，その間に打者走者二塁を狙うがアウトで併殺。
　※　７回表　無死一塁，バント小飛球を捕手が落球，一塁送球で打者アウト。その後二塁送球で一走もタッチアウト。
　※　８回表　一死ニ三塁で三ゴロ。三走，挟殺。その間に打者走者は二塁へ。

　〔投手交代〕　８回裏　吉留
　〔守備交代〕　７回裏（二）馬場，　８回裏（打→左）池本，（投）吉留　　

　【牽制暴投進塁】　５回表　前田（打３時，三塁まで進塁）
　【盗塁死】　６回表　南郷（打７時）
　【盗塁】　８回表　本田（打４時）

　〔投手交代〕　
　〔守備交代〕　８回表（捕）橋本，　９回表（左）大重

　【盗塁】　５回裏　大當（打２時）
　【失策進塁】　７回裏　梶丸（三塁打時，三塁返球悪送球で本塁生還）

　【私的な感想】
　加治木工は，１回一死ニ三塁，２回二死一二塁，３回二死二三塁と得点圏に走者を送るが，最後は内村投手に三振を奪われる。
　４回には無死二塁となるが，バント失敗で好機を逃す。前半は加治木工が多く得点機を迎えていた。
　鹿児島工は，初回，４番中道選手の適時打で先制するが，その後は大きな得点機もなく回が進む。
　５回表，加治木工は牽制悪送球で一死三塁の好機にスクイズで同点に追いつく。
　６回裏，鹿児島工は５番内村選手のライナーで左翼席に飛び込む本塁打で勝ち越す。
　７回裏，鹿児島工は二死満塁とし３番梶丸選手の右越三塁打で追加点。悪送球の間に打者も生還し４点を追加する。
　８回表，加治木工は一死ニ三塁とするが三ゴロ本塁挟殺と三振でまたも得点を奪えず。
　９回表，二死二三塁から三ゴロ送球失策の間に２点を返すが，反撃もここまで。
　鹿児島工，内村投手は要所で三振等を奪い自責点は０であるが，はっきりしたボール球も多く不安定さを感じる投球投球。
　相手にリードを許さず，危なげない試合ではあったが，守備も４失策で，今後に不安を感じさせる。
　しかしながら残塁４の効率のよい攻めは，好機に確実に得点する試合巧者であり，第１シードらしい負けない強さも感じた。
　一方，加治木工は序盤の好機に得点できればよかったが，要所で相手投手の力が勝っていた。
　最終回は粘りが出ていて今後につながったのでは。